債務整理といっても色々とあるのですが、一番有名なのが、自己破産であり、これは裁判所に申請することによって出来るのです。制度の趣旨としては一回くらいは失敗しても許そう、ということになります。ちなみに七年間は二度目は出来ないことになっていますが、できないわけではないです。ですから、一生に何度もできるわけですが、基本的にはあくまでやむを得ぬ事情でやるわけですから、そんなに簡単にできるわけではないのです。
この債務整理というのは、確実に弁護士が間に入らないといけないので、その費用はまたかかることになります。しかし、大抵の人は数百万円くらいの借金、或いはそれ以上の債務があるからやるのです。弁護士の費用は精々、三十万円もいかないものです。しかも、大抵の場合は分割払いを認めてくれますから、そちらの支払いはそんなに心配することではないのです。
しかし、それでも債務整理というのはとても大変であり、かなり神経を使うものです。また、非常に申し訳ないと思ってなかなか実行しない人もいますが、制度として認められているのですから、別に悪い行為ではないのです。それに自己破産だけが債務整理ではありませんから、他に方法も考えてみると良いです。調停をしてもらうこともありますし、任意整理というのもあります。
自己破産をされるより、ある程度、金利の支払いを止めたり、少しは債務を減らしてもらって支払いを続けることもできるときはあります。それも債務整理になります。