学生なら、いくら借金を重ねても自己破産で簡単に乗り越えられると思ってる人もいるかもしれません。確かに、自己破産という手段を使って借金をゼロにする方法が法的に認められてはいます。しかし、自己破産に限らず債務整理を行うためには、それなりの事情も必要です。つまり、しかるべき理由がなければ、借金をチャラにする手続きは認められないということです。
では、学生が自己破産手続きを認めてもらうためにはどんな条件が必要なのか、それについて考えてみましょう。ここでポイントになるのは、どんな理由で借金をしてしまったのかということです。破産の免責が下りるかどうかは、この一点にかかっているといっていいでしょう。例えば、借金をした理由が、家賃の支払いや入院費など生活していくために必要なお金を作るためであったなら、この場合は免責が下りるでしょう。
しかし、借金の理由がギャンブルやカードローンの返済のためであったなら、免責が下りづらくなります。またこれに加えて、手続きを自分で行うかプロの法律家に頼んで行うかによっても、判定が変わってきます。いうまでもなく、法律については素人の自分が一人で手続きをするより、法律に詳しいプロの弁護士が手続きを手助けしてくれるほうが、良い結果が出やすくなります。したがって、自分一人で自己破産手続きを行う自信がないときは、法律のプロである弁護士、特に債務整理に詳しい弁護士に依頼してみるといいでしょう。