自己破産のメリットは何か

自己破産をする事で自由財産を除く全ての財産は処分をしなければなりません。マイホームなどを所有している場合は、マイホームは競売に掛けられて処分され、借金をしている債権者に対して分配が行われることになります。競売は、市場価格の6割ほどの価格で処分されてしまうので、たたき売りと言う状態になるのが特徴です。また、財産は破産管財人により差し押さえが行われることになるので、財産を手放さなければならないなどのデメリットが在りますし、自己破産をする事で官報に掲載されてしまい、数年間の中では新しい借金をする事やクレジットカードを作ることが出来ないなどのデメリットが在るのです。

因みに官報と言うのは国が発行をしている情報誌でもあり、一般の人は目にする事は在りませんが、信用情報機関が管理を行っている個人使用情報の中で官報に掲載されている情報は共有化が行われているため、銀行をはじめ消費者金融や信販会社などに対して情報が提供されている事からも、申し込みをしても利用することが出来なくなってしまうのです。また、官報と言うのは裁判所の中での決定事項が掲載されることからも、裁判所を通じて手続きを行う自己破産をすれば必ず官報に掲載されることになるわけです。しかしながら、自己破産は全て債務がゼロになると言うメリットを持ちます。これは裁判所が許可を下す事で、今までの借金がゼロになって新しい人生を踏み出せるチャンスを与えてくれると言うメリットが有るのです。

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